2017年11月29日

おがの古着絵日記 No.31 〜Carharttの歴史とタグの年代別特徴〜

こんにちはexclamation×2
小笠原ですわーい(嬉しい顔)ぴかぴか(新しい)

ついに最後の更新日が来てしまいました。
最後の題目は前回チラッとお見せした...


「Carharttの歴史とタグの年代別特徴」
image2.jpg

ですexclamation×2


さっそくですがブランド紹介です。



創始者であるHamilton Carharttは1855年にニューヨークに産まれました。
カーハート氏は他のビジネスマンから目立つように「Carhart」に余分な “t”を加え「Carhartt」と名乗っていました。

ビジネスマンとして好調にスタートしたカーハート氏は、1884年に自身の名前を冠した会社「Hamilton Carhartt & Co」をケンタッキー州に創設します。
この頃は家具や手袋の卸売を行なっていました。

しかし、他会社と同じ物を作っても勝ち残れないと思ったカーハート氏はこれまで誰も作らなかった鉄道労働者向けの衣服を製作し始めました。

そして1889年に社名を「Hamilton Carhartt Manufacturer」と改め、数年の後にワークアイテムの水準を制定します。

ミシン4台と従業員約5名を導入し、最初に製造された製品は、ダック地とデニム生地のオーバーオール。
町から町へ、数々の鉄道会社を訪問することによって、Carharttは鉄道労働者からの支持を一斉に集める事に成功しました。


1900年代初頭には綿花・デニム生産と縫製施設など合わせて20の工場があったそうです。
Carharttが残した1925年付の”縫製施設・工場・倉庫一覧図”ではニューヨーク、イングランド、パリ、モントレール、トロント、デトロイト、エルバートン、アトランタ、カンザス、ダラス、ウィニペグ、ロサンゼルス、バンクーバーに施設があると記されています。

しかし1929年10月24日にニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことをきっかけに起きた世界大恐慌に呑まれ、工場はほとんど閉鎖。
米国内では3つしか残らなかったとされていますが、カーハート氏とその息子達によって会社はなんとか持ち直します。

ちなみに39年付のカナダ工場のファームアカウントブックでは「40年以上、カナダでCarharttはオーバーオール製造会社のリーダーです」と記載しているので、もしかするとカナダ工場も大恐慌を生き残ったのかも知れません。

その後1937年に創始者のカーハート氏は83歳で亡くなりますが、2017年の現在も家族経営のままです。


カーハート氏は亡くなる間際まで超バリバリのビジネスマンだったんですね。

というのがCarharttの歴史です。

では、恒例の年代別特徴一覧表を作ってきましたので覧下さい。
(クリックで大きな画像が見れます)
image1.jpeg


表内で触れた「UNION MADE」とは1935年から60年代までワークウェアブランドが全米自動車組合に所属する事を主張する為にタグや広告に記載していた注釈…なのですが、Carharttは1900年代初頭の時点でこの一文を広告や看板などに使用しています。

おそらく組合が勧告する前より「UNION MADE」という言葉は特別な意味合いがあったのでしょう。

なので一概に「UNION MADE」と書かれたハートタグが35年以降のものとは思えません。



RNについては2009年にebayでikwewe様という方がこういった書き込みを残しています。

(以下翻訳した文章を要点のみ書き出したものです)


「RNは、要求に応じて、繊維、羊毛または毛皮製品の製造、輸入、流通または販売に従事する米国にある事業者に連邦取引委員会(FTC)が発行した番号です。

初めはWPLという名前で、ウールのみを取り扱っていました。
WPL番号は1941年から1959年に発行され、00101から始まり13669で終わります。

一方のRN番号はまず1952年から1959年にかけて、00101から始まり、04086まで発行されます。

この頃はWPLとは区別され、同時進行で発行されていました。

そして1959年以降にWPLはRNに統合され、番号は13670から始まります。」


(原文はこちら http://www.ebay.com/gds/Clothing-Labels-RN-and-WPL-and-CA-/10000000003229985/g.html?roken=cUgayN&soutkn=tUroQh)


真偽は分かりませんが、仮にこの情報を信じるとすると「RN 14806」と書かれたハートタグが付くのは”59年以降のアイテム”という事になります。

そして66年には「Cロゴ」タグが使用開始されるので、
おそらくですが59〜66年の間に(G)〜(J)のタグが混在しています。

特にトリプルネーム(H)(I)とデカCタグ(J)の使用期間は他のタグに比べて短いので、見かけたらチェックしてみてください。



Carharttの歴史を調べるにあたってWORKERS 様の掲載している資料が大きな手掛かりになりました。
ありがとうございました。
WORKERS 様サイト(http://www.e-workers.net)



現在のFeeetには...
6.jpg

70's〜80's Carhartt 内ボアダックベスト
¥4,900+TAX


2.jpg

Carhartt ダックペインターパンツ
¥4,900+TAX


3.jpg

carhartt ジップスウェットパーカ
¥4,900+TAX


4.jpg

70's〜80's Carhartt ダブルニーダックパンツ
¥12,900+TAX


5.jpg

50's Carhartt ヒッコリー柄オールインワン
¥39,900+TAX

一覧表の(F)に該当するタグが付いています。50'sexclamation×2


...等々がございます。



さて、全31回「おがの古着絵日記」はいかがでしたでしょうか。
いつか私と同じ‶古着を好きになりたい人‶の役にたてばと思い、書き始めた絵日記でしたが予想以上に多くの人から称賛の声を頂きました。

今回のCarharttは100枚以上の資料と約2週間の時間を掛けて調べましたが、それでも分からない事はあります。
古着って本当に奥が深いですよね...ぴかぴか(新しい)



私は明日、11/30をもってFeeetを退社いたします。

12月からは実家に戻り、家業を継ぎます。
初回から読んで頂いてる方はご存知だと思いますが、私の実家は自営業の飲食店です。

実は私は祖父母と三人で暮らしていて、父母とは一緒に暮らしていません。
私が小学生の時、父親が隣町で起業して「引っ越そう」と言ったのですが、
小学校の友達と別れるのが嫌だったのと、仕事で家を空けがちだった両親よりも祖父母の方が好きだったので、そのまま私だけ祖父母の家に残りました。

以来ずっと一緒に暮らしてはいません。
でも決して仲が悪かったわけではないんですよ。
ただ父親と腹を割って話す様な機会はありませんでした。

2ヶ月ほど前に実家のスタッフが突然辞め、同時に父親が無理が祟って怪我をしたと聞き、久しぶりに連絡を取りました。
その時はじめて両親と長く深く会話し、父と一緒に働きたいという気持ちが湧きました。

私は決して穴埋めをする為に実家に戻る訳ではありません。
自分がそうしたいと思い、家業を継ぐことにしました。

ホントはせめて12月までFeeetで務めたかったんですけどねわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)
惜しくは感じますが、後悔はありません。


Feeetでは本当に0から学ばせていただきました。
「古着が好きになりたい」という気持ちでで入社した私をFeeetスタッフの皆さん、お客さんは厳しくも優しく受け入れて下さいました。
お陰様でこの通り、一覧表の密度もみっちり濃くなるほど古着が好きになりました(笑)

特に一緒に店頭に立つことの多かった杉岡さんと若さんには沢山ご迷惑もおかけしましたわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)
私が挫けずにこれまでやって来れたのはお二人の力添えがあったからこそです。
これを言うと「そこまで歳とっとらんわむかっ(怒り)」と怒られるのですが、本当に父と母の様に感じていました。

まだまだ半人前ですが、入社した頃と比べればずっと成長できたと信じています。

Feeetで一年間学んできた事を抱いて、自分の道を進めていきたいと思います。



しんみりしてしまいましたが、
今後は一お客として遊びに来るのでバッタリ遭遇した時はお話ししてくださると嬉しいですわーい(嬉しい顔)

それではこの辺で失礼致しますダッシュ(走り出すさま)
短い間でしたが大変お世話になりましたexclamation
ありがとうございましたexclamation×2ぴかぴか(新しい)










posted by Feeet 店員 at 16:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
小笠原さん

お疲れ様でした。
とは言いません。
これからが本当に勝負です。
自分自身で決めた事を今まで実行させてもらえたことは、本当にありがたいのです。
「親」という存在、血、つながり。
それだけは自分も「裏切る」ことが出来ず、
正直、毎日が必死であり衝突もあり、
ある意味「地獄」です。
しかし、それが「親」とのつながり「血」を認める自分自身の本当に大事にしたいものなのだと思います。

自分がそうなので。

今までは「自由」の中で経験を積み「助け」られてきたと思って下さい。

これからは「自由の中で責任との葛藤」が待ち受けます。絶対に。

そこでどう行動をとるかは自分自身の問題ですが、
「逃げたい」と思うことも絶対にあります。

アドバイスとして

「逃げたい」気持ちにかられたら、今まで「お世話になった人々」を思い出して下さい。

その人達に恩返しをするのは
「自分の逃げている姿」を見せないこと。
決して「見せられない」でしょう。

それだけ暖かな人々にお世話になって来ていたら。

だからこそ言います。

小笠原さん、これから頑張って下さい。

と、私も毎日、自分自身に言い聞かせているだけに。。。

を、踏まえて、「本当にお疲れ様でした!!」

永遠の少年の心を持つおじさん より
Posted by Hero at 2017年11月29日 17:37
お疲れさま
古着好きになりましたか?
一度好きになると一生脱け出せなくなるんですがいいですか。笑
イラスト描き続けてね♪
Posted by ナカガワ at 2017年11月29日 22:50
Heroさん!

ありがとうございます。
そうですね、僕は沢山の人に支えられて自由に生きています。
それはこれからも変わりません。
人は生きてく上で、必ず誰かに迷惑を掛けます。
僕もいつか誰かを支えられるよう、
自由の中で、自分の人生を選択していきたいです。
たとえ地獄でも華の都に変えてやります!
Posted by 小笠原 at 2017年11月30日 13:57
ナカガワさん!
もちろんです!
一年かけて、身をもって知りました(笑)
ありがとうございます、描き続けますね♪
Posted by 小笠原 at 2017年11月30日 14:00
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